2011年3月8日火曜日

中村創のイルカの見せる色んな行動

中村創のイルカの見せる色んな行動

◆イルカの見せるいろんな行動◆
《スパイホップ(スパイホッピング)》
水面から顔を出して周りの様子を観察する際に行う行動です。
船が近くを通過したりした際に行うことがあるようです。

《ラビング》
イルカやクジラの仲間が、海底の砂や砂利に体を擦りつけるような行動をします。
この行動は体表の古い組織や皮膚についた寄生動物を落とす為とも考えられています。
又、規制動物を落とすという水底でのラビングだけでなく、日常仲間同士でも頻繁に体を触れ合い、お互いの胸鰭や尾鰭で刺激を与え合っている様子もあります。
2頭が向かい合わせになりながら一緒に泳ぎじゃれあう姿を観察することが出来ました。

《雄同士の絡み合い》
発情期のシーズンになると良く見ることが出来る行動です。
雄達は雌をめぐる発情期に、交尾の練習を行うのです。(正確には明確化していません)
その際に群れの雄同士でお互いじゃれあう様に絡み合います。
警戒範囲が広くなるので、人間がドルフィンスイムの為に水中に入ると雄のイルカ達はそれに気付き、行動をやめてしまいます。

《採餌》
水底へ逆立ちのような姿勢をとったり、何度も水面と水底を行き来していると採餌の行動をしていると考えられます。
水底に生息しているタコやカニなどを捕まえようとしている様子が観察できると思います。
又、イルカは採餌を行う際、群れで行うことが多く囲んで捕まえる方法を捕ることがあります。

《休憩》
イルカ達の休憩は潮があるために、止まっているわけにはいきません。
水中を移動をしながら休息をとるのです。
休憩をしながらの移動は、比較的深い深度を取りながら群れを組み、ゆっくりと泳いでいきます。
一緒に遊ぶ場合には水底に近い位置へ行かないと通り過ぎていってしまいますね。
一定の速度を保ちながら進んでいく群れの様子は、悠然としています。

《S字姿勢》
イルカが『S』の様な姿勢になった場合は警戒し、威嚇を表しています。
その場合にはイルカに近づいたりはせず、少し離れた位置を取ります。
イルカに対して警戒や威嚇されるような行動は取らない様に気をつけましょう。

《威嚇・警戒》
人間や船を警戒しているイルカは退避行動として、水中へ潜り泳いで行ってしまいます。
特に子供のイルカを連れた親子の群れなどの場合は特に警戒心が強く退避行動をとることがあります。
水中でのイルカの威嚇は、クリック音や層状音(バーク音)を発しながら口を開けこちらを向くような行動をとります。
その際には近付いたりはしないように注意してください。
発情期などにはイルカは警戒心が強く、雄などは交尾をめぐり攻撃的になっていることもある為、水面などから状況を確認しましょう。

《子育て》
母親のイルカは子供のイルカをすぐ傍に連れ一緒に泳いでいきます。
群れの中で子育てを手伝うイルカもいるので、とても仲間意識が強く支え合いながら生活を送っています。
母親のイルカは傍から離れずに子供のイルカを見守っているのです。
ドルフィンスイムで人間が赤ちゃんの近くに行こうとすると、母親イルカが間へ分け入ってきて子供イルカを守ろうとします。
しかし、発情期になると雄のイルカ達が母親イルカとの交尾をめぐり、子供のイルカへ攻撃をすることがあります。水面まで下から持ち上げ攻撃をし雌に自分の子孫を残そうと争う様子も観察されています。

◆イルカの睡眠◆
イルカの睡眠は目をつぶってから呼吸をするまでの事を睡眠としています。
1日約300~400回ほど、時間にして約5時間ほどの睡眠をとっています。
眠る時には、一定方向に回転しながら眠る特性があり、回転する方向は生息する地域によって異なるのです。
 ・南半球に生息するイルカ…時計回り
 ・北半球に生息するイルカ…反時計回り
イルカは睡眠をとる際に左右の脳を交互に眠らせることが出来ます。
右目を閉じている時には左脳が、左目を閉じている時には右脳を休ませているのです。
この事を『半球睡眠』といいます。

◆イルカの水分補給方法◆
イルカの水分補給は水中にいるのだから海水で補っているのではないのだろうか、と思いがちですが、必要な水分補給は海水からはほとんどと言っていい程に得てはいないのです。
イルカ達の水分補給方法は、捕食の際に捕まえた魚などから摂取しているのです。
海水からはごくわずかな水分補給を行っているようですが、意図的に摂取しているわけではないようです。
又、海水を体に多く取り込みすぎてしまうと人間と同じように脱水症状も起こしてしまうのです。

◆イルカの群れ◆
《雄だけのグループ》
新しい1~2頭の雄と永続的な関係を築き、成熟した雄同士が集まり群れを形成します。

《雌と子のグループ》
母子で数十頭で集まり群れを形成します。
子イルカは、ある程度までは母親イルカと行動を共にしますが、3年程経つと母親イルカの元を離れ、違う群れに加わるようになります。

《子イルカのグループ》
母親イルカの元を離れた子イルカ達が集まり、群れを形成します。
子イルカは、3~4歳程で群れに加わり、同じ世代のものと一緒に過ごす。
子イルカ達はお互いに体をぶつけ合い、最も活動的です。

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